初心者・リターンライダーが気を付けるべきバイクの買い方

バイクブームが到来して久しい昨今、免許を取ってみたけど、どんなバイクに乗ったら良いのかわからない、バイクを買うとき注意すべきポイントがわからない等、この記事では初心者の方やリターンライダーさんに向けて分かりやすく解説します。

   

まず大前提として

バイクを購入する際、ほとんどのライダーさんは「インターネットやバイク屋で見て一目惚れしたから買った」という方も少なくありません。

前回の私の記事でもお伝えしましたが、「気に入ったバイクであれば何でもOK」という意見は変わらないです。しかし、バイクの種類によっては乗りたくてもなかなか乗れないというバイクがあるのも事実。先走ってバイクを購入し、買う前と買った後のギャップが嫌になって売ってしまったというバイクを中古車屋で多く見かけます。

走行距離の少ない、新車の様な中古車が売られているのはその為です。

 

graytaxi.hatenablog.jp

 

バイクを買う前に注意すべき事

 

1 自分の住む地域に評判の良いバイク屋があるかどうか

 例えばバイクを購入後、出先でバイクが故障したとします。

これがもし車であれば、そこから最寄りのカーディーラーや民間車検場などでその車のメーカー関係なしに見てもらえることでしょう。

しかしバイクの場合、そうも行かないことは結構あります 。

「そのバイク、うちの店で買ったものですか?」 と聞かれ、違う店で買った事を伝えると、たとえそのバイクを扱う同じメーカーの店であったとしても、門前払いをされるなんて事もしばしば。当然快く引き受けてくれるお店も有りますが、バイク購入前にそれらの良いお店を見極めるのは大変かと思います。私が実際そうでした。

よほど信頼のおける店を知らない限りはネットでの評判も良く、できる限りグループ系のお店を選びましょう。

 

2 どんな目的でバイクを買うのか 

バイクを買う人が皆、趣味のためとは限りません。通勤や通学が目的でバイクを買う人も居ます 。見た目はかっこいいですが、排気量の大きなバイクはその車体も大きく、取り回しが苦手だったり小回りの効かないモデルも多いです。

趣味以外でバイクを購入するのであれば、取り回しの良い125cc~250ccの物を買うことを おすすめします。

3 免許区分

バイクブームの影響で、自動二輪免許を取得する人も増えてきたと思います。

免許の種類は、下は原付免許から上は大型自動二輪免許まであり、ATかマニュアルかを含めるのであれば計7種類あります。

この記事を読んでいる方で免許取得がまだの方は、普通自動二輪免許を取ることをお勧めします。この免許を持っているだけでバイクを買う時、選択肢が大幅に広がるのと、その後プラス10万円前後と約19時間の技能教習で、大型自動二輪免許を取得しやすいためです。

お店でバイクを見る時の注意点

 

1 足つき・重量

バイクは実にたくさんの種類があり、乗車姿勢もまたがるものから座るものまで色々です。当然ですがバイクに乗り慣れない内は、足つきの良いバイクを選びましょう

最低でもつま先から1/3ぐらいは付いていた方が安心です。

足つきが悪いけど、どうしてもそのバイクに乗りたい場合は、厚底のライディングブーツやバイクのシート高を下げる(ローダウンさせる)という手もあります。

2 価格

流行っているバイクは、値段が急に跳ね上がる事もあり、ここ最近は250cc〜400ccのバイクがその傾向にあります。(2023年時点)プレミア価格がついて数百万円する400ccのバイクもあれば、大型バイクでも30〜40万円で買えるものもあるわけです。

大排気量のバイクが必ずしも値段が高いという訳ではなく、むしろその時人気があるか無いかで値段がすぐに変わります。

自分の欲しいバイクがお店にあった場合、すぐ即決するのではなく、最低でもネットでそのバイクの平均価格を調べてから購入を考えましょう

3 見た目・エンジン音

あくまで持論ですが、「バイクは見た目と音で買うものだ」と考えています。

バイクには色々な種類のエンジンがあり、その見た目と音にギャップのあるバイクというのも決して稀ではありません。

気に入って買ったのに、エンジン音を聞いてガッカリなんて事の無い様、購入の際は必ずバイク屋さんでエンジン音を聞かせてもらうか、ネットの動画配信サイトなどで確認する事をおすすめします。

この記事で言っている「」とは、そのバイクの排気音ではなく、あくまでエンジンそのものの音であるという事も注意すべき点です。

   

まとめ

リターンライダーならともかく、初心者の方はバイクを選ぶ時、大変悩む事と思います。バイク購入の際は、焦って良い事など一つもありません。

あまりにも悩んでしまって、まだ確認前なのであれば、「欲しくなったバイクのYouTube動画を沢山見てみる」、というのも一つの手ではないでしょうか。